ザ・ロイヤルファミリー

普段、小説はあまり読んでこなかったのですが、数か月前にKindle Unlimitedというアマゾンの定額読み放題サービスで「海賊とよばれた男」を読み、小説で知らない業界の一端を知る面白さに気づきました。

それで二匹目のどじょうを探していたら「ザ・ロイヤルファミリー」という小説が目に入りました。
どうやら競馬の話で、レビューを読むと競馬を知らない人でも引き込まれるというようなことが書かれていたので、まあ物は試しとダウンロード。

読了後に調べてみたら今現在テレビドラマ化されて絶賛放送中なんですね。知りませんでした。

私は競馬はまったくしないので知識はゼロ。地方競馬?中央競馬?なにそれ?というレベルです。
ちゃんと読み進められるのかと不安に思いながらページをめくっていましたが、気づいたら引き込まれてしまっていました。

競馬をほとんど知らない主人公の視点から馬主、厩舎、騎手、生産牧場などとのかかわりや、一頭の馬への思いなど、競走馬なんてギャンブルの駒くらいにしか思ってなかった自分の無知に、穴があったら入りたい気持ちにさせてくれます。

金杯の勝利から始まり、その後はくすぶり続けるが、やがてロイヤルホープとの出会いがあり、さあこれから快進撃か、と思っても本はまだ中盤あたり。

はやくスカっと勝たせてくれ!と願いながらページをめくっても、馬主である社長の非嫡出子の登場やその社長の死などの鬱展開や、ホープの子のファミリーのケガや不調。

いつ勝つんだ?最後の有馬記念か?
結果を書くとテレビドラマを見ている方にはネタバレなるので書きませんが、小説の最後のページを見ると涙があふれる仕掛けになっています。

この作品を読むと、馬券は買おうとは思いませんが一度くらい競馬場でレースを観戦してみたくなりました。
でも土日仕事なので中央は基本無理!

京都店 川北