既製品と型取りの重要性

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手っ取り早くカツラを入手する方法として既製品を買うという選択肢があります。
大きさ、形、色合い、毛量がぴったり合うものがあれば、これほどラッキーなことはありません。
しかし合わない場合、特に頭の形にそわない場合は妥協して購入すると後悔することになるかもしれません。

頭の形にフィットしていないとどのような惨状を招くのか。
代表例を実際の型を使ってご紹介します。
写真は横から見た状態で左側が前の生え際にあたります。

左端の写真は前の生え際はぴったりとフィットしておりますが、後頭部はどうでしょうか。
浮き上がっております。
このような場合両面テープなどの固定用品を使って浮いた部分を頭皮にそわせても、カツラ自体が元の形に戻ろうとするため結局は浮き上がってしまいますので隙間ができ、後頭部のカツラの髪も一緒に浮き上がってしまい一般社会ではあまり見ることのない髪型になってしまいます。

一方、右の二枚の写真はいかがでしょうか。前を密着させた状態での後頭部をご覧ください。しっかりフィットしております。
これだけしっかり型が合っていれば浮き上がるということはありえませんし、最小限の固定方法でも十分に安定します。

形の合わない既製品は写真左端のような状態になる可能性を多大に含んでおりますのでご注意ください。

京都店 川北